【対談企画】J3 ヴァンラーレ八戸 代表取締役社長 下平賢吾氏×代表理事 榎本考修
一般社団法人日本インドアゴルフ協会の代表理事 榎本考修がゲストを招いて語り合う対談企画です。
今回はラジオ成田「榎本考修のゴルフとビジネスのちょっといい関係」3月ゲストの株式会社ヴァンラーレ八戸 代表取締役社長 下平賢吾氏。
※本企画はラジオ成田「榎本考修のゴルフとビジネスのちょっといい関係」との連動企画です。
下平 賢吾氏
株式会社ヴァンラーレ八戸 代表取締役社長
経歴:光星学院高校(現:八戸学院光星高校)→南郷FC→ヴァンラーレ八戸FC
現役時代の異名は「東北のマラドーナ」
クラブ発足から事務局長⇒監督⇒専務取締役強化部長⇒代表取締役社長
ヴァンラーレ八戸のホームタウンは青森県三八上北全域を含む全16市町村
クラブ理念は①地域に愛されること ②地域の役に立つこと ③地域から必要とされること
ベストスコア104
ゴルフ歴:約2年
榎本 考修氏
一般社団法人日本インドアゴルフ協会 代表理事
始めやすくて続けやすい「インドアゴルフ」を日本全国に展開し100万人ゴルファーを生み出す男。
ツアープロを経て、2006年10月アイエム株式会社 設立、2012年11月ステップゴルフ株式会社 設立、2019年03月 ESGホールディングス株式会社 設立、2019年05月 一般社団法人日本ゴルフスクール協会設立。
2022年06月 一般社団法人日本インドアゴルフ協会を設立し、現在に至る。
「ゴルフ」と「サッカー」競技は違えども共通点の多い二人
榎本:今日もしかして青森県から来てくださったんですか?
下平:そうです。
榎本:うわ、本当ですか?ありがとうございます。
2006年創設って僕も最初の会社の創設が2006年なんですよ。
サッカーは地域密着なんでしょうね。
下平:小さなクラブは親会社もないですし、地域密着じゃないとやっていけないんですよ。
東北社会人リーグ2部の時は社員2人からのスタートでした。当時は何でもやっていましたよ。
榎本:僕も経理やってました。今の僕を見て誰も信じてくれないけど。やっぱり立ち上げの時はなんでも自分でやるんですよね。
下平:朝、出勤したら事務作業して、選手のユニフォームを洗濯して、午後は子供たちの指導をして、夜になったらトップチームのトレーニングをして、夜中に家に帰る。平日はその繰り返しでした。
監督も他の仕事をしながらやっていた方なので、日曜日しか来ません。日曜日だけ来る監督のためにホワイトボード用意して、登録用紙用意して。土日には選手の軽食を用意して。
榎本:縁の下の力持ちのようなことをしていたのですね。そういうのはどういう気持ちから、突き動かされるものがあったのですか。
下平:やるしかなかったんですよ。
榎本:共感できる!食っていくためにやるしかないんですよね。
凄く興味深いのですが、こういうサッカークラブって立ち上げて、売り上げはどうやって出すんですか?出ていくだけ?
下平:トップチームに関しては出ていくだけでした。試合に観客がいても入場料は取れないし。スクール収入がメインです。そこから収入を得ていました。トップチームは2009年からJリーグを目指すと本格的に動きだしました。そこまでは…実は選手から会費を取っていました。月3,000円。それではJリーグを目指すチームとしてはダメだよね、ということで改めました。
当時は練習に来ない選手もいるんで、会費が取れなくて。だけど、飲み会には参加するから本当に出ていくだけでした。
「ゴルフ×サッカー」ビジネス誕生!プライフーズスタジアムを常に人が来るスタジアムへ
榎本:下平さんにとってゴルフってどういうものですか。
下平:めちゃくちゃ下手くそなんですよ。八戸の方たちってゴルフが好きで、平日は仕事しないでゴルフしてるんじゃないか?って思うくらいゴルフが好きなんですよ。ゴルフ場で仕事が決まってるんじゃないかと思ってしまうくらい。笑
ゴルフは人と出会えるツールであると思っています。下手なんですけど、気持ちでゴルフやっています。
榎本:「人と出会えるツール」嬉しいですね。僕は社員に対して常日頃「ゴルフはコミュニケーションツールになるんだ!」と言っているので。
下平:多い時は月に5~6回ラウンドしたこともあります。
全然うまくならないので、榎本さん、ぜひ八戸にインドアゴルフを作ってください。
榎本:おー。
下平:まずはヴァンラーレ八戸のホームゲームでイベントしませんか?最初にいきなり出店すると土地勘とか色々あるでしょうから。ホームゲームの時にブース設けて。
榎本:いいんですか。一打席だけでも作らせてもらって。
サッカー観戦だけどゴルフもできちゃう。
下平:サッカーに特化した施設ではあるのですが、サッカー以外のところの競技とコラボしたいと考えています。駐車場も広いですし。
榎本:1,000台も停められる駐車場があるのなら、そこにガレージゴルフを設置するのもいいですよね。車を横づけして、練習して帰る…。
ガレージゴルフの中にステップゴルフを内蔵!駐車場に2つ3つ作りたいですね。
下平:スタジアムって現状では試合の時だけ使われる傾向があるので。
我々が目指すところでは平日でも人が来るスタジアムにしていきたいので、その方向にシフトチェンジしていきたいと思っています。
一度来ていただいて、観ていただいて、展開していきたいと考えています。
常時、人がくるスタジアムにしていきたいんです。
榎本:想像しているだけでもすぐできそうな気がしますね。
「サッカーファンもゴルフファンも一緒になってできるイベント」いいですね。
ゴルフ場のような広大な整備された山なんてないですよね。そこをランニングするツアーというのもいいですよね。走らなくても散歩するツアーでもいいし。「選手と一緒に歩こう!」とか。
下平:いいですね。コロナ禍で選手とサポーターが触れ合う機会が減ってしまったので、サポーターと選手が触れ合えるイベントはいいですね。
うちの選手は何でもやりますよ。地域に溶け込んでナンボなんで。これまでもニンニクの植え付けや収穫、スーパーのイベントの即売会とか、積極的に地域に溶け込んでいます。
選手には加入の契約をする際に「うちは地域貢献活動やるからね。それが出来ないとダメだからね。」ということを伝えてます。
榎本:地道な努力をされてきたのですね。下平さんイズムですね。だからサポーターも多いのですね。
下平:ヴァンラーレ八戸はゴルフ好きの選手も多いですし。サポーターと一緒に何かやりたいと思っていたので、ぜひ一緒に何かやりましょう。
榎本:ゴルフボールはサッカー柄にしたものを用意しますね!
ゴルフとサッカーの融合したルールを考えて、新しいイベントいいですね。
キックターゲットの延長上にある感じというのでしょうか。ゴルフコースでサッカーボールを蹴っていって何回蹴ってグリーンまで行けるか。グリーンに乗ったらサッカーボールではなく、ゴルフボールとパターを握って…実際にゴルフをやるとか。
そうすればゴルフやったことない人でもゴルフ場を楽しめますね。
下平:選手も参加してやりましょう。
榎本:ビジネスが生まれましたね。
今日は本当に共感することが多かったです。
今後も走り続ける二人
下平:それにしてもステップゴルフの出店数、100店舗は凄いですね。
榎本:ずーっと走ってきたので、振り返ったら100店舗か!という感じです。
目指すところは500店舗、1,000店舗なので、その土台ができたと思っています。
ちょうど100店舗目を東京都渋谷にラウンジも併設したプレミアムな空間を降臨させます。
八戸でイベントを開催した後にはヴァンラーレ八戸の選手に渋谷にも来てもらいたいですね。
下平:渋谷に100店舗目ですか。
榎本:はい。それと、シミュレーションゴルフを使えば離れていても同時にゴルフを楽しむことができます。八戸と渋谷でインドアゴルフのシミュレーションを使ってラウンド対決なんてどうですか。これもシミュレーションゴルフの魅力の一つです。渋谷にリアルに来て欲しいけど、例えタイミングが合わなくても遠隔でゴルフを楽しめます!
一緒にできそうなこと、たくさんありますね。やっていきましょう。
今日は下平さんのクラブに対する熱い想いを知ることができて楽しかったです。
下平さんの今シーズンの目標を最後にお聞かせください。
下平:「J2昇格を必ず」ということを目指して、今シーズンも進んで参ります。あとは成績だけなので。
ゴルフは…100切りたい。100切ります。