2022.12.12

【レジャー&サービス産業展 講演レポート】

当会代表理事の榎本考修(以下、榎本)が、去る2022年10月25日、東京ビックサイトで開催された総合ユニコム株式会社主催、『レジャー&サービス産業展 2022』の無料公開プレゼンテーション講座にて「インドアゴルフの市場動向と展望100万人のゴルファー創出は可能か」を題目にセミナーを行いました。

 榎本が登壇した当セミナーは、第一部は単独講演、第二部は対談形式によるパネルディスカッションの二編成のよるもので、前半の第一部では、インドアゴルフ市場の動向と展望について語った榎本の講演と、当会理事吉川拓哉によるインゴアゴルフの魅力とその需要についての講演の二つを実施いたしました。 

後半の第二部では、「100万人のゴルファー創出は可能か」をテーマとして、ゴルフ業界各分野のパイオニア企業の代表が登壇。一人目はゴルフシミュレーター機器を扱うリーディングカンパニーであり、世界的な企業でもあるGOLFZON JAPAN株式会社の代表取締役 今野晃広氏。二人目にはゴルフ練習場を倒産の危機から救い、全国のゴルフ練習場の救済支援を行う株式会社ウィルトラスト代表取締役 礒﨑博文氏を迎えた対談を、榎本を含めた3名で行いました。 対談はパネルディスカッション方式で実施し、スクリーンに3×3の9マスの質問(テーマ)に沿って、登壇者に好きなテーマを選んでもらう形で進行。登壇者にはそれぞれ「YES」札と「NO」札が渡され、話し始める前に各テーマ案に賛成か反対かを示してもらい、その理由を語る形で進行しました。

テーマは全9種で、①日本で今後、新たに100万人のゴルファーは生まれるか。②ゴルフ熱って一過性のものか。③ゴルフ関連の事業って儲かるか。④月4回以上ゴルフをしているか。⑤インドアゴルフは、ラウンドに比べて楽しいか。⑥ゴルフのアベレージは80以下か。⑦ゴルフ事業って、儲かる以外のメリットはあるか。⑧日本のゴルフって海外に比べて盛り上がっているか。⑨素人がゴルフ事業に参入するのは無謀か。というインドアゴルフ事業に関する真摯な質問から、ゴルフにまつわるカジュアルなテーマまで、ゴルフ事業に携わる代表の素顔や本音も垣間見られる形で進行。 

質問には賛成・反対に分かれるもの、賛成・反対一辺倒の回答など、各々異なりつつもインドアゴルフの楽しさについての質問は、ゴルフ場に比べ初心者でもデビューしやすい敷居の低さと、シミュレーター機器の高性能から実際のラウンド以上の楽しさがあると満場一致の意見。 

加えて、100万人のゴルファー創出可能性についても、異口同音で創出を確信した回答ばかりとなりました。もっとも、昨今のゴルフ熱や女性・若年層人気を感じつつも、これを一過性にとどめることなく、定着させ更に普及していくことがゴルフ事業に携わる企業としての責務であり、それこそが今後のインドアゴルフの、そしてその先にあるゴルフ業界全体の活性化に大きく影響するとの指摘もありました。最後は、各々が最前線で牽引しゴルフ業界全体を盛り上げていこう、と意気込みを表明しあう形での熱量の高い意見と士気で溢れたなか、当セミナーが終了しました。 

当日の会場には100名以上の講演参加者が集まり、立ち見の観覧がでるほど大変な盛況となりました。その点からもインドアゴルフの魅力やその事業性に大きな関心が集まっていることを感じる講演となりました。